■ 月次決算表を渡すだけでなく、活用して頂きます。
会計事務所に毎月、試算表をもらっているが、利益と原価率が解るだけで、その他の損益分岐点や労働分配率など重要経営指標の事はあまりよく解らないし、黒字なのにお金がないのはなぜかなど数字だけの試算表では、企業を把握できません。そこで、中島会計事務所では、毎月10ページ以上の月次決算書を社長様にお渡ししております。月次決算書では、グラフを多用したものですので、数字の苦手な社長様でも、直感的に会社全般を把握できるようにしております。また、未来会計も導入しており、どのようにすれば利益が出るのか簡単に理解できます。
● 月次決算書
表紙の色は、当月が黒字なら緑、赤字ならピンクと一目でわかるようにしております。表紙だけで、その月の損益が判りますの、整理・保管の際に色の比率により、季節的変動による利益の増減などが一目瞭然です。また、代表税理士の時事コラムなどもお付けしております。加えて、試算表月とその一年前の「現金」「借入金」を抽出した表をお付けしており、資金繰りがどのように変化をしたか季節的変動を排除した形で確認できます。このように経営に役立つ資料をご用意させて頂きますので、全てのお客様にお渡しする内容が異なります。もちろんお客様の方からご提案頂ければご希望の資料もお渡しさせて頂きます。
下記に資料の一部を掲載させて頂きます。

試算表
一ヶ月間及び期首から現在までの経営成績を示す損益計算書と、毎月末の財政状態を示す貸借対照表が
表示されているものです。他の会計事務所でも通常出力される帳票となります。



比較損益推移表
毎月の損益計算書を一覧にしたものです。この表により季節的変動も含めた売上高や仕入高、利益などの比較が
たやすくなります。前年の同月までの数値も表示されておりますので、去年と比べて今年はどうなのかも一目瞭然です。

キャッシュフロー計算書
会計事務所によっては出されているところもありますが、大部分は単月のものです。私たちは、毎月が一覧になっているものをお出ししております。これにより、毎月いくら現金が動いたかを時系列的に見ることができ、また、他の月との比較もこの表だけで完結いたします。

未来会計図表
企業の非常に重要な指標「労働分配率」や「限界利益率」これらの単語を良く聞いても、何を示し、どう求めるのかを何度聞いても忘れてしまうと思います。しかし、この未来会計図表を社長とご一緒に作成することにより、これら重要指標の本当の意味がわかります。また、過去ではなく、これからどこに手を打てば利益を生み出すことになるのかなどを示すことで、企業を良い方向に導きます。

今期設けた利益は何処に消えたか?
「損益計算書では黒字が出ているけど、お金が手元にない」といわれる社長様は多いと思います。この表は社長と一緒に毎月作成して、損益計算で「儲けた」といわれる現金が一体どこに消えたかを明らかにします。これによって、損益が黒字で、現金がないということが改善方向に向かいます。

推移グラフ
売上高項目の推移をグラフにしたものです。それぞれの月の前期・前々期の売上高の数値もグラフ化され横に表示されておりますので、直感的に比較することが可能です。平均値も同時に表示されておりますので、去年や一昨年と比べて会社規模がどうなったのかを見るのに良いグラフです。基本的には売上関係の表としてお出ししておりますが、ご希望であればどの項目でも(例えば人件費など)、グラフ化可能です。

年計表
年計表とは、試算表の対応となった月から1年前までの売上を足した表になります。毎月1年間の売上を足したものになりますので、季節的に売上が変動する会社も、必ず1年間算入されることから、それらの変動を計算上排除することが出来ます。それゆえ、年計表は企業規模がどれだけ大きくなったかを知るのに一番適したグラフとなります。

例えば、3月のデータであれば当月を含む過去1年分のデータを表記する事となりますので、前年の4月から当年の3月までの合計額が表記されます。

2月のデータであれば当月を含む過去1年のデータになりますので、前年の3月から当年の2月までの合計が表記されます。

資産・資本構成図表
資産や負債を項目ごとに色分けした表です。資産は現金化が早いものが良い資産となります。例えば、車などは資産にあげられている値段で売れるかどうか判りませんし、土地などは売るのに時間がかかります。この表は上の方から現金化が早いものの順に並んでおりますので、上の項目が大きければ大きいほど企業は安定いたします。
逆に負債や資本は、出来るだけ返さないものほど良いものになります。例えば、買掛金などは早く支払わなくてはいけないため、すぐに現金流出が起こり、企業にとって負担が大きいものです。長期借入金などは、返済が長期であればあるほどすぐに現金流出が起こりませんので、企業には都合の良い負債となります。また、資本は返さなくとも良いものですので、企業にとってはまさに安定の礎となるものです。負債も現金流出が早いものの順にならんでいます。そのため、下の区分が大きいほど安定した企業となります。
この表があれば、色分けが資産では上の方が大部分を占めており、負債・資本では下の方が大部分を占めていれば、企業は良い状態になっていると見ることが出来ます。

損益分岐点図表
変動費を計算し、限界利益率から損益分岐点を示します、という風な小難しい話ではなく、今の状態で、いくら売上をあげればトントンになるかを表すものです。表になっていますので、仮にいくらの売上をあげれば利益はいくらだったのかなどの使い方も当然出来ます。

4科目指定推移グラフ
私たちでは、「売上高」「売上総利益」「営業利益」「経常利益」を一つの折れ線グラフにしてお渡ししております。これにより今の会社の利益状況などを大まかに掴むことができます。もちろん、人件費と売上の表を出してくれなどのご要望にも柔軟に対応可能です。

経営内部透視図表
 「成長性」「安全性」「活動性」「収益性」から企業をみた表です。一つ一つの項目にそれぞれ代表する経営指標を盛り込んでおります。経営指標は判っている方は詳細に、あまりよくわからなくともグラフ化されておりますので、大まかな把握は出来ます。もちろん、経営指標なども私たちと一緒に未来会計図表など月次試算表の作成に一緒に立ちあって頂くことで、徐々にしかし確実に身にすることできます。

比較貸借対照表・比較損益計算書
貸借対照表及び損益計算書に前期と前々期の数値を横に並べ、比較ができるようにした表です。ただ、横に並べただけではなく、構成比なども書いておりますので、去年と比べこの経費が増えたとか現金比率が減ったなどを把握することが出来ます。
私どもでは「現金の残る経営を」を合言葉にしております。そのため、現金の流れを表したキャッシュフロー計算書を最も重要な計算書類と位置づけております。利益があっても現金預金が減っているという事がない経営を行えるよう助言・整備を行います。これらキャッシュフロー計算書も単月のものと同時に、事業年度すべてのものをお渡ししております。これにより、どのような形で会社から現金が流出したかを把握し、改善することができます。
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